そろそろ電気自動車ブームが来るかな? ◆ 2009,09,03, Thursday
なんか日米では「エコカー=ハイブリッド」みたいな現象が起きているけど、欧州では新型ディーゼルエンジンが抜群の知名度だったりする、なんとも混沌とした状況だけど、真打登場?と言う感じで満を持したかのように電気自動車が来つつありますね。
それもプラグインハイブリッドというちょっと中途半端ではあるけれど、できるだけプラグインしておけば完全な電気自動車ということもできるわけで。 まずはGMのVOLT。 リッター100km(性格には98km)走るというとんでもない燃費性能はやっぱりハイブリッドの比じゃないね。 面白いのが日本車贔屓(?)の記者が「ボルト、燃費98km/リットルは本物か?」なんて記事を書いてる。その前に「プリウス、燃費40km/リットルは本物か?」って記事書けよ、順番違うだろ。 何にでもカラクリはあるもので、米国のハイブリッド車を対象に制定された燃費基準での計測値らしいので、日本の10・15モード並にあてにできないもの・・・と思うでしょう?当たらすとも遠からずかもしれないけど、そう切り捨ててしまうのも違うと思うよ。 プラグインハイブリッドの場合、上でも書いたけどできるだけプラグインするようにして、プラグインで充電できた電力で走れる航続距離しか走らなければ、事実上燃費は無限。(もちろん充電する電力は消費するけど) その点VOLTのハイブリッド方式はシリーズ式という、エンジンは発電機としてしか使わないタイプで、走行は全て電気エネルギーで行うタイプ。 実は鉄道のディーゼル機関車には昔からこのタイプもあります。大容量の電池を積んでいないので常に発電用エンジンは必要だと思うけど。ちなみに海外では主流だけど日本では少数派だったりするみたいです。 一方、日本のハイブリッド車はパラレル式なので、負荷が高くなるとエンジンを使うような制御になってしまっているし、そもそもプラグインではないため、電池が減ってきたら必ずエンジンから充電しなくちゃいけないので、走った分は必ず燃料を消費する。そこが大違い。 そして、たとえプラグインにしたところで、パラレル式はゼロエミッション走行が前提になっていないので燃費的には不利なのは変わらない。 それと日本の10・15モードの計測にはハイブリッド用のモードが無いので、例えば全部の計測行程を電力のみで走れる車なら、完全に燃費は無限大になってしまう。 なので、どちらかというと日本のカタログ値の方が「本物か?」と初めに疑うべき。 なーんて戯言を思ってしまいましたよ。 そうしたら今度は日産とベンツから電気自動車が発表になりましたね。 日産はピュアな電気自動車。ベンツはプラグイン+シリーズ式のハイブリッドで来ましたね。 この日産の考えてる電池交換式は結構普及するかもしれないってなんとなく直感で思った。なんと言っても簡単だし、従来のガソリン補充とあまり変わらない感覚で乗ることができそうだしね。 そういう人間が感じるという意味のソフトウェア面は結構大事な気がするんだ。それに電池交換といわれたら、ある意味ガソリンよりもわかりやすいともいえるしね。 そしてベンツは一つのプラットフォーム(車体の基本構造)で3タイプのエネルギー源で走るものを作れるというコンセプトも併せ持っているらしい。 内容は「モーターのみ」「モーター+エンジン」「モーター+燃料電池」の3種類とのこと。 現時点で最も現実的なチョイスは真中の「モーター+エンジン」だろうね。 発電用のエンジンがスマート『フォーツー』用の1.0リットル直3ターボ(68ps)っていうおころが車好きとしてはちょっと面白くて微笑んでしまうところかな。 燃費は欧州複合モード燃費で26.4km/Lという事なので、同17.2km/LのFitの1.5倍走るということかな。 いいじゃない。Fitよりも確実に大きくて重たいのに燃費は5割増か! 充電した電力のみでのゼロエミッション航続距離は最大100kmで、240V充電で6時間だから、100Vだと15時間くらいかな。平日昼間のお買い物程度なら十分だし、通勤に使っても会社で充電できれば、長距離通勤者以外は問題ないレベル。 そしてガソリン入っていれば追加で500km走れるし。 でもねー。この発電用の内燃機関がガソリンって言うのが私的にはダメダメ。 いっそ、シリーズ式ハイブリッド車っていうのはこのガス・エンジンを積むくらいまでストイックに行かなくちゃね。 これなら数年間エンジン使わないまま放置してても問題ないみたいだから、「本当の緊急時しかエンジンなんて使わないよ」って人には安いし軽いしいいかもしれない(笑) |
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