SRVのエアクリーナー交換(ダイレクト導入による燃調取り-2)さて、前回のレポートで燃調が完全に取れたと書いてしまいましたが、 実はまったくダメダメでした。 と、いうのは、以前から気になっていた中速域でのボコつきが、 どうも収まっていないだけではなく、 なんだか悪化してしまっているようなんです。 近所の坂道を2速の3,000rpmで上ろうとしたところ、 ボコボコ言ってそのまま止まりそうになってしまうんです。 これは困ったぞ〜。ということで、レッドバロンのメカニックさんに相談しに行ったところ、 「ジェットニードルのクリップ段数」を換えてみると効果があるんではないかとの事。 たしかにアクセルを開き始めた段階では、ダイヤフラムとジェットニードルがいっしょに開かれ、 その空気量に応じたガスが、ジェットニードルの開いた量だけ出る仕組みになっているはずです。 そこで、アクセルの開き始めはダイヤフラムが開いてもジェットニードルが開かないように、 はじめからジェットニードルが閉まる側にずらしておけば万事OKっぽいですね。 そこで、とりあえずどうなるか解りませんが、ニードルのクリップ位置を上げて見ることにしました。 インプレッションなんと言っても中速域のボコつきが完全に解消されました。 アクセル全開でも、ゆっくり加速しても、パーシャルで巡航しても、いずれの回転数でも違和感は完全になくなりました。 しかし、今回はキャブのオーバーホールからエアクリーナー交換、ジェット交換、ジェットニードルクリップ位置変更と、キャブ関係のメンテナンスについて、ほぼフルラインナップの作業になりましたが、これでようやくキャブレターの仕事がどういうものなのか、少し理解することが出来た気がします。 しかも、これがまだ2気筒だったから調整もしやすく、何とかなる部分も多かったですが、4気筒だったら絶対にあきらめていたことでしょう。あと、空冷だからということもあるかもしれません。水冷の場合、面倒な機種になると、ラジエターの取り外しも入ってくるかもしれないそうなので、もしそんなことになったらトライ&エラーを繰り返している間にくたびれて、放り出してしまうでしょう。 ま、何はともあれ、これで最後に残った、タンクの錆び取り&コーティングがラストメニューになりそうです。 2003.07.06 戻る
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