top | 206XS | 306XSi | drive | topics | cameras | bike | blog | mail
OCKET FUJICA FLASH AW
入手日:2003年9月25日

back


このカメラは2003年2月にカメラのキタムラ鶴ヶ島店で、1,000円で購入したものです。
AWはオートワインダーの意味のようですね。その言葉どおり、 このカメラはフラッシュとワインダーを内蔵しています。
シャッターを切ると、自動的に次のコマまで巻いてくれるという、 現代のコンパクトカメラではあたりまえの機構ですが、 この当時は珍しかったのと、ポケットフィルム機に、 そんなコストをかけるところがあまり例が無かったのでしょう。
シャッターは250と同じように2種類の速度を、フィルム感度によって切り替えている様ですが、 シャッタースピードなどは資料が無くて解りませんでした。
フィルム感度はフィルム室内の突起を押さえるか押さえないかで、2種類あるようです。

しかし、このカメラはせっかくのワインダーが動作しないためにジャンクになっていました。
一度、レストアをあきらめてしばらく放って置いたのですが、 久しぶりにバラしてみたらモーターが長年回っていなかったので、 固着してしまっていたようだったので、 負荷をかけずに空回りさせてあげたら復活しました。



正面
右下に見えるのが電源スイッチ、その上がフラッシュのポップアップスイッチになります。
背面と上面
背面にはフィルム蓋とファインダーがあり、上面にはシャッターボタンのみあります。
ファインダー
パンフォーカス&露出も設定無しなのでとてもシンプルです。
かろうじてパララックス補正用の印がある程度です。
分 解 編
底面
左が電池蓋でその横に三脚の穴があります。 バラし作業はまずこの三脚穴の中にあるネジからはじめます。
三脚穴のネジ山にドライバーを引っ掛けるようにして底蓋を浮かすと外れます。
背面
次にファインダーを外すため、ファインダー横にあるネジを外します。
すると、ファインダーユニット自体が前面に出てきますので、抜き取ります。
まずはファインダー
ファインダーが取れました。
背面パネル
底蓋とファインダーを外すと、背面パネルはフリーになりますので、 フィルム蓋のロック部品に気をつけながら外します。
シャッター横のネジ
次は上面パネルです。シャッターボタン横のネジと、両面テープで止まっています。
写真の赤線で囲った部分が両面テープでついていますので、 ここをゆっくり剥がすと、フラッシュの後から前面にまで回りこんでいる部分まで、 一体になって外すことが出来ます。
上面パネル
私は外し方が良くわからずに部品を折ってしまいました。 もしこのページを見た方は失敗しないよう、気をつけてください。
右側面のネジ
最後にようやく前面パネルです。
左側面のネジ
こちらも外します。
すると、前面パネルがフリーになりますので、持ち上げますが、 そのときにフラッシュのロックが外れて飛び出しますので、 バネは外れないと思いますが、念のため気をつけてください。
中身
私は赤矢印のネジを外して、モーター部分のリンクをギヤから離し、 フリーにして巻き上げさせてやることで、モーターの固着を解決しました。
ちなみに青丸の接点が電源スイッチになります。
2003.10.03:記載

 now  visiter(s)
All Right Reserve, Copyright(c) 2002 206XS.com