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Pocket Fujica 250
入手日:2003年9月25日

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このカメラは2003年9月19日にYahoo!Auctionで、320円で落札したものです。

110判(ポケットフィルム)に興味を持ったのは、 先にリストアップしてあるポケットフジカ450フラッシュが初めてで、 それの次に550AW(オートワインダー?)と言う機種をジャンクで手に入れたものの、 肝心の巻き上げ機構が逝ってしまっていたのであきらめ、それに続いてこの250になります。
子供の頃、きっと小学生の低学年の頃に、ポケットフィルムに対応した、 レンズ一枚に簡単なシャッターがついたおもちゃのカメラを親にもらった記憶があります。
一眼レフをいじるようになったからか、そのカメラはいつのまにか紛失してしまいましたが、 この歳(現在28歳)になって再び興味を持つことになるとは思いませんでしたし、 このフィルム自体、まだ存在しているのが信じられません。

ともかく110版は私にとって初めて写真に対する興味を持たせてくれたフォーマットであり、 なんとなく思い入れがあるのと、カメラが市場では大変安く取引されているので、 集めてみることにしました。
それも『気軽に持ち歩けるサイズ』で、しかもやはり撮影する楽しみとして、 『カメラらしく操作できるもの』という視点で選んでいます。
そのうちPENTAXのAuto110なんかも欲しいですが、それは懐に余裕があるときかな(^^;

このカメラは焦点距離も絞りも固定にですが、 シャッタースピードが切り換えられるようになっています。
「晴れ」マークが1/320秒、「曇り&フラッシュ」マークが1/80秒になっています。
今回はそのシャッタースピードの切り替わる仕組みが知りたくて、 バラすことにしました。



ケース
今回落札したものはこんな立派な純正ケース付きでした。
ケースをあけると…
Pocketなので本当にポケットに入るくらいに小さいです。
フラッシュをつけてみます
生意気にもアクセサリーシューがついているので、 フラッシュを装着してみると…
ちなみにこのフラッシュは私が持っている中で一番小型のモノです。
なんだかアンバランスですね。(笑)
背面
ポケットフィルムにはフィルム自体にコマ番号が書いてあるので、 このようにカウンター代わりに小窓がついています。
巻き上げは左下のノブを左に向かって回します
底面
アクセサリーシューがあるのに、残念ながら三脚穴がありませんでした。
分 解 編
まずはファインダーの固定ネジ
ファインダー横のネジを一本外します。
ファインダーが外れます
するとこのようにファインダーを外すことが出来ます。
フィルム室のネジ
左右のフィルム室にあるネジを2本外します。
右側のネジは写真のようにシールに隠れていますので注意が必要です。
ボディ分割
爪など気をつけることは特にありません。
シャッターユニット
非常に簡単です。
動きを見れば一目瞭然なのですが、簡単に説明すると…
まず緑の部分にシャッターを押した瞬間に金具が当たります。 するとシャッター幕が赤い方向に勢い良く跳ね上がるのですが、 ここで黄色の矢印で示した左の部品に青丸部分が当たるとすぐに跳ね返って戻ります。 ここまでの動きが1/320秒という事になります。
そしてシャッタースピードを切り替えると、黄色矢印の方向に左の部品が動き、 青丸部分は当たらなくなるので、シャッター幕は目一杯開いてから戻ります。 これが1/80秒になるということです。
なんだかすごく大雑把なシステムなのですが…ま、ポケットフィルムだし、こんなもんか(^^;

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