top | 206XS | 306XSi | drive | topics | cameras | bike | blog | mail
OLYMPUS PEN EES
入手日:2002年4月3日

back


このカメラは2002年3月27日に「Yahoo!Auction」で、
「Pen-EED」とセットで4,690円で落札したものです。



正面
PenEEシリーズとして風格ある(?)かわいらしいスタイル。
レンズの周りには露出を計るセレン光電池が配置されています。
その左下にストロボの同調端子。右上にはファインダー窓があります。
右肩部に「S」(Superの意味?)のロゴが誇らしげに付いています。
PenEEシリーズはF=3.5の被写界進度の深いレンズ+フォーカスフリーでしたが、
このSでは一段明るいレンズを搭載し、ピントもマニュアル・ゾーンフォーカスになっています。
上面
左から巻き戻しノブ、シャッターボタン、カウンタがあります。
鏡筒部はフィルム感度とストロボ使用時の絞り設定がひとつのダイヤルになっています。
普段はフィルムのISO値を白い文字でセットし、
ストロボ使用時はオレンジの文字の絞りにマニュアルでセットします。
なお、オレンジの文字にセットするとシャッタースピードは「1/30」に固定されます。
背面
左にファインダー、右に巻き上げノブがあります。
巻き上げノブは一般的なレバー式ではなく、ダイヤル式になっています。
「リヤ・ワインディング方式」というそうですが、これもPenシリーズの大きな特徴ですね。
なお、EESはファインダーの枠が無いシンプルなデザインになっています。
高級感とは無縁ですがこちらのほうがむしろPenにはぴったりな気がします。
斜め後ろ
カウンタは手動逆算式です。
使い方はまず新しいフィルムをセットし、空撮り後にフィルム枚数をダイヤルを回してセットします。
このときにハーフ版の醍醐味を味わいましょう。36枚撮りフィルムの場合は「72」にセット!
コレでセットは終わりで、撮影していくとコマ数が減っていき、ゼロになると撮影終了です。
ファインダー
Penシリーズらしいシンプルなファインダー。
何も考えずに構図に専念してください。
ピントリング
なんとこんなところにあるんですね!!!
簡単なイラストで大体の距離を表していますが、
撮影中は見ないでしょ(^^;
ちなみにここも入手当時は少し硬かったので、少し油を拭いたら軽くなりました。
ここが重たいと指が痛くなります。指紋なくなるぞ!(T_T)
裏蓋の取り外し
このカメラは前半のPenシリーズどおり、裏蓋と底部分が一体で取り外し式になっています。
写真のようにレバーを持ち上げて180度回すとロックが外れます。
ロックを解除したらこのように引き抜きます。
このように外れます。
あのライカもこのようになるんですよね〜
シャッターユニットの分解はここから始まります。
フィルム室の内側のネジは接着剤でネジロックしてありますが、
簡単にはがせるので、注意深く外してください。
まず第一のトラブル原因はここ。
シャッターを押し下げると上の部品が滑って左に移動するのですが、
ここの動きが渋く、EE機構に動きが伝わらないことがありました。
もうひとつのトラブル。
シャッターが開きっぱなしになってしまうのです。
シャッターユニットを外して裏から見た状態。
青い矢印部分でカムが高速で当たって、
その上にある重りを押し上げる時間で、シャッタースピードの時間を調整しています。
ところがこの重りが押し上げられずにシャッターがバルブ状態に…(T_T)
そこで重りの位置を調整している赤い矢印部分のネジを調整し、
シャッターがスムーズに降りるようになりました。
しかし、詳細に調整していないので、スピードはずれているでしょう…ま、仕方ないか。

 now  visiter(s)
All Right Reserve, Copyright(c) 2002 206XS.com