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正面
正面から見るととても可愛く見えます。
ファインダー部は35SPに似た手法で作られていますね。
鏡筒右に見えるレバーはセルフタイマーではなく、
シャッターボタンのロックになっています。
セルフタイマーはついていません。
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上面
とてもシンプルで、巻き戻しノブ、巻き上げレバーは無く、
フラッシュ用のホットシュー、シャッターボタンにカウンタのみです。
ホットシュー横のオレンジ色の部分は動作確認ランプで、
シャッター半押しからシャッターが閉じるまで光ります。
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底部
左から三脚穴ロック解除ボタンと、電池蓋、そして巻き戻しノブです。
電池蓋がちょっと変わっています。
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電池蓋
電池は水銀電池を二つ使うのですが、得意のLR44×2で代用してしまいます。
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レンズが…
この個体は残念ながらレンズに曇りが生じてしまっていて、
拭いても洗っても落とすことが出来ませんでした。
今度、研磨剤で磨いてみようかな…(^^;
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フィルム室
モルトプレーン(黒いスポンジ)が腐っていたので張り替えました。
ちなみに巻き上げノブはPenと同じようにノブ式になっています。
フィルムも右側にひっくり返して挿入するようになっています。
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ファインダー
シャッターは電子式のため、暗くても長時間露光してくれます。
ファインダーは明るくて見やすいのですが、中央の二重像はあまりはっきり見えません。
また、動作ランプはファインダー内でもこのように見ることが出来ます。
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分 解 編
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レンズボード取り外し
この個体はレンズが曇っているだけでなく、
シャッターが開いたり開かなかったりという症状があったため、分解することにしました。
軍艦部、底カバーを外したうえで皮を剥がしてネジを4本外すとレンズボードごと外すことが出来ます。
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cds取り外し
鏡筒の一番外側にあるカニ目ネジを外すと、cds部分を取り外すことができます。
cdsへの配線はワイヤーではなく、接点で通電させているので、
断線を心配することはありません。
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バラシ途中
レンズボードを取り外したところです。
ここまでバラすとテスターで通電試験などができるようになります。
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軍艦部
かなりキツキツに詰め込んでいますね。しかもレンジファインダー部は斜めに光を導いています。
ムリしていますね〜(^^;
ちなみにレンズボードを外すにはちょっと工夫が必要で、
最初にレンズボードとこの写真中央にある基盤を止めているネジを、
ドライバーを突っ込んで外さなければならないようです。
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ピント調整
C35を調整したのと同じ様に、NikonFEのファインダースクリーンとルーペを使用して、
無限遠にピントを合わせます。
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ファインダー調整
二重像の調整は赤丸印のネジが左右の調整になります。
上下は見つかりませんでした。たまたまずれていなかったのでいいのですが…どこにあるんだろう?
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2003.10.01:記載